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緊急アピール
「知ってほしい、疑ってほしい」

日本人の約90%は自然感染するEBウイルス。
そのほとんどは無症状ですが、中には発熱など軽度の炎症を起こす人もいます。
症状が治まっても(全くなくても)、ウイルス自体が完全にいなくなることはなく、私たちの身体の中で静かに生き続けています。(潜伏感染状態)
そのため、免疫抑制剤や抗がん剤の使用など大きく免疫機能が落ちた時に、、まれに活性化することはありますが、多くの人は初感染時に出来た免疫のため、ウイルスが体に悪さをすることはありません。

しかし、まれに少し体調を崩しただけでも、たびたびウイルスが活性化してしまう人がいます。
この病気を「慢性活動性EBウイルス感染症」(CAEBV)といいます。
EBウイルスが厄介なのは、体の中で急激にその数を増やし、高熱やリンパ節の腫れが出たり、肝臓など臓器に負担をかけるなど、様々な症状を起こすことです。
進行すると悪性リンパ腫や、多臓器不全などの重症につながり、命を落とす危険もあるので、早く発見し、きちんと治療することが大切です。
抗がん剤で症状を一時的に抑え、ウイルスを減らすことが出来る場合がありますが、完治には、骨髄移植がより確実と言われており、それ以外に現段階で有効な治療法がありません。
病気の仕組み自体、まだわからないことも多く、何が起こるかわからない大変難しい病気です。

あなたは体調を崩した時、「EBウイルスのせいかも?」と疑われたはありますか?
病気のことを、一般の方はもちろん、多くの医師すら知られていないのが現実です。
知られていないがゆえに、違う病気と思われて、正しい治療が行われないことがあります。
似た症状の病気が多く、診断しにくいのも、大きな原因の一つです。
先ほど述べた通り、ほとんどの人はすでにEBウイルスに感染していますので、食中毒の原因菌のように、単にEBウイルスがいるかどうかを検査しただけでは、正確な判断は出来ません。
EBウイルスが、いくつかある白血球のうち、どの白血球に感染しているか、さらにどれくらいの量がいるのか(=EBウイルスDNA定量検査)を調べることが、大きな判断材料になります。
これらの検査は自費診療となり、大変高額です。
高額な検査ゆえに、少し可能性がある程度では、検査を回避されることが多く、その結果、病状が進行してしまうことも。
怪しい症状があったときに、すぐに検査してもらえるかどうかが、大きな差になると思いませんか?

B型・C型肝炎、一部の白血病、子宮頸がんなど、特定のウイルスの感染・潜伏により、重症化してしまう病気は他にもあります。
EBウイルスも発がんのリスクを高めるものとして、注目されているウイルスです。
「慢性活動性EBウイルス感染症」は、欧米での症例発見がほとんどなく、日本の研究が最先端になっていますが、比較研究出来る症例の少なさゆえに、研究にも大変な負担がかかり、なかなか進まない状態です。

繰り返しますが、早く発見し、正しく治療をすれば、治る病気です。
早期発見できるチャンスが、命を救うチャンスになると言っても過言ではありません。
どうかそのチャンスを奪わないでください!
私たち患者だけの力では、限界があります。
ぜひ国民みなさんの力をお借りしたいのです。


私たちは早期発見のため、
1、「慢性活動性EBウイルス感染症」の周知徹底
2、EBウイルスDNA定量検査にかかる費用の患者負担軽減
を求めます!


                             平成22年 12月 3日
                                    CAEBV患者会-SHAKE-


【CAEBV専門の先生方の声】 new

慢性活動性EBウイルス感染症は、日本をはじめとした東アジアに発症が集中している、非常にまれな、重篤な疾患です。
なぜ病気がおこるのか、正確な診断はどうすれば可能になるのか、どのような治療がもっとも効果があるのか。
この問題は私たち日本の医師、研究者が取り組み、解決をしていかなくてはなりません。
私たち難治性疾患克服研究事業「慢性活動性EBウイルス感染症の診断法及び治療法確立に関する研究」研究班は、その実現のため、診断、研究に邁進すると同時に、CAEBV患者会―SHAKE―の以上の活動を全面的に支援します。

     難治性疾患克服研究事業「慢性活動性EBウイルス感染症の診断法及び治療法確立に関する研究」研究班




―お願い―


「慢性活動性EBウイルス感染症」を1人でも多くの方に知っていただけますよう、このアピール文を病院、オフィス等の片隅に掲示していただけるとうれしいです!

アピール文の印刷はこちら→「知ってほしい、疑ってほしい」(pdf)  印刷用


私たちは実現を政府に求めるため、署名活動を行っています。
ご賛同いただける方のご協力をお願いいたします。
患者以外の方でも構いません。
(※署名により得られた情報は、適切に管理し、当サイトでの活動を含め、請願の目的以外に転用いたしません。)

署名用紙はこちらからダウンロードしてください。→署名活動ご協力のお願い(pdf) 印刷用

署名を送付してくださる方へ
お手数ですがCAEBV患者会-SHAKE- 代表 saki (caebv@caebv.com)まで、ご連絡ください。
               


                CAEBV患者会-SHAKE- 代表  saki (caebv@caebv.com)


途中経過  new

署名活動にご協力いたださいまして、誠にありがとうございます。
ごく一部ではありますが、ご報告させていただきます。

2012/8 125000名超分の署名を追加で厚生労働省へ提出しました。
2012/3 5529名分の署名を追加で厚生労働省へ提出しました。
2012/2 16997名分の署名を厚生労働省へ提出しました。 
2011/10 230名分の署名をお届けいただきました。
      30名分の署名をお届けいただきました。
     100名分の署名をお届けいただきました。
2011/9 70名分の署名をお届けいただきました。
2011/8 360名分の署名をお届けいただきました。
      97名分の署名をお届けいただきました。
      31名分の署名をお届けいただきました。
2011/7 220名分の署名をお届けいただきました。
      70名分の署名をお届けいただきました。
2011/4 56名分の署名をお届けいただきました。
2011/4 大阪で開催されました音楽系イベントで、協力を呼びかけていただきました。
2011/3 33名分の署名をお届けいただきました。


患者の声を確実に届けるためには、より多くの署名を集めなければなりません。
皆様のご協力を、どうかよろしくお願いいたします。